現在、京都、東京の各店舗にて数量限定で先行販売しているカカオレートですが、通常価格1400円のところ800円で販売しております。Bean to Bar チョコレートを食べ慣れている人であれば1枚の板チョコが1000円以上の値段で売られている光景は見慣れているかと思いますが、そうでない人からすると、この価格は驚きだと思います。
なぜその価格になるのかについては、また別の機会にご紹介しようと思うのですが、せっかく手を伸ばした「高級チョコレート」おいしく食べたいですよね?
今回はBean to Barチョコレートの魅力を最大限に引き出す、おすすめの召し上がり方をご紹介します。ハイカカオチョコレートが苦手な方必見です。
チョコレートを味わう上でいちばん大切なことは「口の中でゆっくり溶かしながら味わう」ことです。
大半の方はチョコレートを噛んでお召し上がりになります。しかし、それではおいしさの一端を味わっているに過ぎないのです。豆から丁寧に作られたチョコレートは噛まないでください。
口の中でゆっくり溶かし、舌の上で転がすことで、後からカカオの風味がゆっくり口の中に広がります。その風味をチョコレートのテイスティングでは「フレーバー」と言います。フレーバーは主にナッティー、フルーティー、フローラル、スパイシーのようにいくつかのパターンに分類され、その中でも実在する他の食べ物を使って「〇〇のような味」と表現されることが多いです。感じ方は人それぞれなので正解はありません。
噛むとあっという間になくなってしまいますが、ゆっくり味わうと時間と共にフレーバーも変化します。食べているのはひとかけのチョコレートなのに、さまざまな味を楽しむことができるのです。
さらに深く味わいたいという方は、チョコレートを口に入れる前にまず香りを楽しんでみて下さい。そして、口の中に入れてゆっくり溶かします。舌の上を転がしている間に、鼻から息を吸ってみて下さい。そうするとカカオの香り(アロマ)がさらに強く感じられます。
店長になるまで板チョコの味の違いが分からなかった私ですが、口の中でゆっくり溶かすようになってから違いが分かるようになってきました。はっきり「〇〇のような味」と表現はできなくても、どんな味のチョコレートが好きかは分かるようになってきました。
もし、味の違いが分かりにくいという場合は、いくつかのチョコレートを食べ比べてみてください。違う種類を味わう前には、一度水を口に含んでリセットすることをおすすめします。
ちなみに、現在販売しているベトナムの豆で作ったカカオレートは、ベリーのような酸味が特徴です。イチゴに近い酸味があるので、イチゴチョコレートケーキのようなフレーバーに仕上がっています。
Bean to Barによくある酸味の強いチョコレートが苦手だった私が、おいしいと思えるレベルまで酸味を落としているので、酸味の苦手な方にもおすすめです!
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