Cacao Farm
カカオレート・ラボの『ダイレクトトレード』

プレマルシェ・カカオレート・ラボでは、ベトナム、ドミニカ共和国、ペルー、コスタリカの4ヵ国からカカオ豆を輸入し、カカオレートに加工しています。近年、フェアトレードのフィロソフィーも少しずつ一般に浸透しつつあり、正当な価格で取引された商品を目にする機会が多くなりました。それでもなお、カカオ豆はコーヒーやバナナなどと同じように発展途上国では大きな産業の一つであるため、その直接の仕入れは非常に難しいものであることに変わりはありません。特に私たちのような小さな会社がカカオ豆をカカオ農園から直接仕入れるには様々な壁が立ちはだかります。
最も簡単なカカオ豆調達の手段は商社からカカオ豆を買い取ることです。しかし、私たちはカカオ豆の仕入れに関して第三者を挟むことはありません。25年間自然食屋を営む上で積み上げてきた輸入の経験と知識をもとに、生産者から直接カカオ豆を産地が持続可能となる正当な価格で買い取るダイレクトトレードを採用しています。
フェアトレードの概念が広まっていく中で、認証マークのないチョコレート=不当な原料を使用しているというイメージも浸透しつつあります。しかし、フェアトレード認証マークのついた商品を販売する傍らで、不当な安価で取引された原料で作った商品も販売している企業も存在し、「フェアトレード認証」が免罪符のように使われていることもまた事実です。
認証を受け、ラベルを維持するには認証そのものにも、継続するにも多額の費用がかかります。そのため、認証費用を支払うことのできる生産者は限られ、背後に巨大食料メジャーが存在していることすらあるのです。しかし、ダイレクトトレードにはそのような費用がかかりませんので、私たちが支払う対価は全て生産者に届きます。


また私たちが生産者と直接コミュニケーションを取り合うことで、産地の育成状況に応じて左右されがちなカカオ豆の品質を向上させ、安定して供給してもらうことが可能になります。実際に私たちが現在取引している生産者は、とても誠実で真剣にカカオ豆栽培に携わっている方たちばかりで、豆の着荷後は品質について先方が気にかけてくれることもあります。カカオレートラボと各国のカカオの生産者さんは共に、「おいしいチョコレートを作る」という同じ目標を共有した仲間なのです。
カカオレートを通じて同じ想いを共有する、さまざまな国に仲間がいる、その輪が広がっていく、私たちはそれがとても嬉しいのです。
私たちはいまもなお別な産地の素晴らしい豆を求めて活動しています。
また新しい仲間ができ、それを皆様にご紹介できる日を楽しみにしています。
個性豊かなカカオ豆のラインナップ
ドンナイ – ベトナム
メコンの国、ベトナムドンナイ産のカカオ豆を初めてローストしてテイスティングしたとき、そのフレッシュな酸味の強さに驚きました。
一般的に多くの日本人は欧州の人々が好むような酸味の強いチョコレートを食べ慣れていません。
どのように加工すれば日本人好みの味になるのか、プロファイリングはとても難航しました。
そして、出来上がったのが今のベリーのような、優しいフルーティーな酸味が特徴のカカオレートです。
ラ・アルタグラシア – ドミニカ共和国
カリブ海に浮かぶ島国ドミニカ共和国は昔からカカオ豆の輸出が国の主要な産業になっていることもあり、よりクラッシックな味に仕上がるのが特徴です。
Two Side Cocoa社のカカオ豆は発酵のうまみが強く、チーズやヨーグルトを感じる優しい酸味と発酵のうまみがお口の中に広がります。
王道なお味ですので、誰にでも好まれやすくプレゼントに最適なカカオレートです。
ウカヤリ – ペルー
南米の古代文明が宿る国、ペルーの有機JAS認証付きのカカオ豆です。
温度が高くなりすぎないよう管理を徹底して加工しているペルー産の豆は、柑橘のようなフルーティーさ、花のようなフローラルな香りが鼻を抜けるのが特徴です。
普通のチョコレートでは物足りない方、クラフトチョコレートらしく豆の個性が際立つフレーバーがお好きな方にはぜひ召し上がっていただきたいカカオレートです。
トゥリアルバ – コスタリカ
軍隊を持たない平和国家として知られるコスタリカで、カカオへの深い愛情を持つご夫婦が営むノルティコカカオ農園。
この農園では、人にも環境にも優しい方法でカカオが丁寧に栽培されています。
そこで育てられたカカオ豆は品質が高く、豊かなコクと深い味わいが特徴です。
特にスモーキーな風味が際立ち、食べ終わった後も長く余韻が残ります。




